月忌法要はしないとお寺さんに失礼?
毎月の故人の命日にあたる日に、お寺さんにおこしいただき、
短いおつとめをしていただくことを月忌法要といいますが、
これは土地のしきたりなどによって、
たとえば大阪などのようにおつとめする習慣になっているところと、
そうでないところがあります。
しかし、その大阪においても、昨今の生活状況の変化から、
お寺さんにおつとめしていただきたくとも、そうはできない、
という家庭も増えてきました。
一例をあげれば、夫婦共働きの家庭がそうです。
まさか、お寺さんに鍵を預けておいて、どうぞよろしくなどとはいえません。
したがって、月忌法要のおつとめは有意義なことに違いありませんが、
事情によって営むことができない場合は、それはそれで仕方がなく、
お寺さんには失礼になりません。
亡くなられたその月のその日である祥月命日や、
お盆などにおまいりしていただくことで結構です。
そのうち事情が変わったときは、
お寺さんにお願いするといいでしょう。