●印:仏教で使われる意味
●印:日常語の意味
挨拶
(あいさつ)
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禅宗で、門下の僧に問答をして、その悟りを試すこと。
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応答・返礼、お互いにおじぎをする事など。
安心
(あんじん)
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仏の教えを信じて心が安定する。
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すべてに心配のないこと。「あんしん」というようになりました。
以心伝心
(いしんでんしん)
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禅宗で、仏法の神髄を文字によらず、師の心から直接、弟子の心に伝えること。
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言葉や文字に表現できないが、心が通じ合うこと。
一蓮托生
(いちれんたくしょう)
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念仏信者が極楽往生(この世を去った後、極楽浄土に生まれる)して、蓮のうてな(台)にすわること。
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絶対他力のおまかせであることから転じて、運命を他と共にすること。共同責任を取ることなどにも使われます。
有頂天
(うちょうてん)
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古代インドの世界観では、天界は多くの階層からなり、有頂天はその最高の天にあたります。
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思い上がっているようす。
会釈
(えしゃく)
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仏典などの意義を解釈すること。
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あいさつ、一礼すること。相手となって、もてなすこと。
億劫
(おくこう)
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劫は長い時間。それに億がついているから無限をいいます。
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「おっくうがる」というのは、時間がかかるから面倒だという意味。このことから、なまけている場合にも使われます。
覚悟
(かくご)
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迷いを離れて、悟りを開くこと。
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あきらめる。決心する。
愚痴
(ぐち)
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因縁因果の道理に暗いこと。
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不平不満をもらすことだけに使われています。
玄関
(げんかん)
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道理などの奥深い道にはいる関門。禅宗寺院の客殿の入り口を言います。
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一般の家の入り口。
御馳走
(ごちそう)
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馳走とはかけまわること。他のもののために奔走し、功徳をほどこして救うこと。
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客のために奔走して材料を集め、食事を出してもてなすこと。「ごちそうさま」というのは、その労に対する感謝の言葉になりました。
凡夫
(ぼんぷ)
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煩悩(迷い)にとらわれて、仏の教えの悟りに達することができない人。
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普通の人。
無我
(むが)
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自分への執着から脱した状態にあること。
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我を忘れて夢中になること。
言語道断
(ごんごどうだん)
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悟りの境地は言葉や文字では教えることができないということ。
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道理にはずれた無茶なこと。
金輪際
(こんりんざい)
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仏教の世界観によると、この世界は下から風輪・水輪・金輪の三輪に支えられています。つまり金輪の上に大地が位置し、この大地と金輪の接するところを金輪際と言います。そしてここは人間のする地のぎりぎりの果てとなります。
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究極のところということから、絶対に、断じて、どこまでもなどの意味になりました。
四苦八苦
(しくはっく)
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人生には生老病死の四苦の他に、愛するものに別れる苦しみ、憎いものに会う苦しみ、求めるものが得られない苦しみ、、精神や肉体が旺盛過ぎてもてあます苦しみがあります。これを合わせて八苦となるのです。
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大げさな苦しみの表現。
出世
(しゅっせ)
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如来がこの世に出現すること。
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社会的に地位の上がること。
精進
(しょうじん)
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仏道につとめはげむこと。
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身を清めて、飲食行動を慎むこと。さらに菜食の意味をいうようにもなりました。
冗談
(じょうだん)
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仏道修行に関係のない無用の談話。
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むだ口、むだ話。
世間
(せけん)
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有情のもの(一切の生物)が相集まって生活する境界。
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世の中、社会。
大衆
(だいじゅ)
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多数の僧徒。
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「たいしゅう」と読んで多数の人々。
檀那・旦那
(だんな)
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人に物を施したり、法を施すこと。真心をもって布施をする人。
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商家などの主人。一家の主人。
他力本願
(たりきほんがん)
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阿弥陀が衆生(一切の生物)を救おうという本願(誓願)の力。それにまかせきるには積極的な信仰心がなければかなわないとされています。
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人まかせ。
智恵
(ちえ)
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事物の心理を見きわめ、菩提(正しい悟り)をなしとげる力。
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物事をよく判断する能力。
普請
(ふしん)
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禅宗では坐禅だけでなく、働くことも修行とされています。修行僧を集めて、働くことに従事させること。
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家を建てること。
方便
(ほうべん)
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真実の悟りに到達するためのてだて。
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目的を遂げるために用いる便宜的手段、方法。
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