一年の無病息災を願って1月7日に春の七草を使って作る七草粥。厄払いと健康を祈りつつ、今年も元気で過ごせますように。
ところで春の七草を全部思い出せますか?セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、仏ノ座、スズナ、スズシロ、と言われていますが農家では白い米に大根、人参、小松菜、ねぎ、ホーレン草、ミツバ、セリなどを入れごった煮にして食べます。セリは六日に水が湧く掘や田んぼに摘みに行きます。他は家で作った野菜を入れることもあります。七草粥は正月の餅腹を休ませるため、青い物を食べる日と言われていましたが、春の七草は越冬の強い植物だから冬枯れの季節に青い物を補食する意味があると思えます。
七草の日は初めて爪を切る日と言われ、セリなどを浸した水に指を入れてから爪を切れば、一年の間爪の病からのがれると言われています。
考えてみると、秋の七草がどれも見て楽しむ植物。春の七草はすべてが食用とされているというのは面白い事を昔の人は考えたものですね。
【効能】
●せり……消化を助け黄疸をなくす
●なずな……視力、五臓に効果
●ごきょう……吐き気、痰、解熱に効果
●はこべら……歯ぐき、排尿に良い
●ほとめのざ……歯痛に効く
●すずな……消化促進、しもやけ、そばかす
●すずしろ……胃健、咳き止め、神経痛
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