■クリスマス |
キリストの誕生日として知られるクリスマス。実はルーツはもっと古く、
日が再び長くなり始め太陽がよみがえるのを祝う、日本の冬至のような 行事が西暦300年の半ばにキリストの誕生日と結びついたと言われます。
冬でも葉を落とさない常緑樹のモミの木は永遠の命の象徴として、また ヒイラギのリースは十字架にかけられたキリストの冠、棘はキリストの
受難を、赤い実はキリストの血を表しているとされます。サンタクロー スは、もと3世紀の聖人セント・ニコラウスをモデルとして1820年代に
アメリカ人の聖書学者が詩に書いたものを、さらにその40年後、やはり アメリカのイラストレーターが“長靴をはき、大きな袋をかついだ赤い
服と帽子の白髭の老人”として描き、これが一躍有名になって定着しま した。現在はキリスト教徒のお祭りというだけでなく、むしろ日本など
では一般にパーティや、プレゼントをやり取りするイベントとしての性 格が強くなっています。
『子へ贈る本が箪笥に聖夜待つ』(大島民郎)
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